マムブロ

福岡の小さなデザイン屋「mamu design」のブログです。 デザインの話、健康オタクな話、子育て、食育など…日々のちょっとした話を紹介しています。

しゃれとんしゃー

「しゃれとんしゃー」とは、博多弁で「おしゃれですね」の意味。

今、アミュプラザ博多のCMにハマっている。
リニューアルOPENのCMで、ウルトラの母がオシャレして歩いてポージングしているCM。
別バージョンで怪獣達もオシャレしてポージングしている。
その中でも「ピグモン」がかわいくて、かわいくて…
ぶちゃいく(ブサイク)なお顔でポーズ決めてると、ぶちゃいくな犬がシッポ振って懐いて、たまらなくかわいいわぁー♡という気持ちと一緒になる。





ね、かわいいでしょ?


思わずピグモンの事ばかり書いてしまったけど、おおぉ!と思ったのが
ウルトラの母の決め台詞
「シャレトンシュワッ」
「しゃれとんしゃー」にかけてるんですね。
私は元は福岡出身じゃないけど、福岡人は福岡が大好き!多分博多弁も大好き!
これは印象強いんじゃないかなー?と思う。

CMはこちら↓








あ、ちなみに「シャレトンシュワッ」はウルトラマンの声らしいです。

CMが流れると、つい振り向く。息子ももちろん振り向く。
戦隊ものに全くというほど興味が無い息子も、さすがにウルトラマンは知っている。
そしてテレビに向かって「ウルトラマンを女にするんじゃない!」と叫んでいた。
母はウルトラの母がいる事を説明。
でも納得いってない様子。

こんなウルトラマン(テレビ)見た事もない子供も食いつくようだから、
かなりの幅広い年代の方に印象が残ったんじゃないかな。
実際、ウルトラマンほぼ見た事ない私でさえ、ピグモンにくいついてるし(笑)

ターゲットの10代〜30代女性にどのように印象つけたのか?!!
結果知りたいねぇ。
リニューアルOPENまで2日らしいです。
結果を偵察行こうかしら♪

こんな印象深い、しゃれとんしゃー広告が作れたらいいなぁ。

まごはやさしい

晩ご飯を作ってる時に息子(7歳)が私に言いました。
「お母さん、デザイナー辞めたらレストランすれば?」
私??「なんで?」と聞くと「お母さんは料理の天才だからさ!」と言いました。

え?自慢ですか?自慢じゃないですよ。さすがに天才じゃないですし。
でも一番イッパイ食べてもらいたい息子にこうい言われると、あぁ、頑張ってご飯作ろー♪って気になりますよね。
こういう一言が大事なんですよ。なんでも。やる気スイッチが。
だから私にもしお仕事依頼したら、褒めながら蹴落としてください(笑)

私は料理は嫌いではありません。
ただ、食べるのは好き♡だから面倒でも美味しくて、健康な食事を作る。それだけ。
料理って、理科の実験+デザインにも似ていると思います。
そう思うと楽しみながらできる。
でもそれでも嫌いって言う人もいると思う。
何作っていいのか解らないのよ!って。

実は私も若い頃は食をおろそかにしていました。
親も急がしくて作れない事情もあったのだけど、晩ご飯がヨーグルトだけとかチョコレートだけとか…

若い頃はよかった。でもだんだん体力がなくなり病気になった。
そりゃそうだ。
ちゃんと自炊を始めたら病気をしなくなった。体力も回復した。
食事の栄養を考え調べはじめたらイライラしなくなった。

結婚して子供できて、更に知識を高めたら、昔から比べると全然疲れなくなり、風邪も滅多にひかなくなった。
食事のバランスって本当に大切ですよ。身をもって体験しています。
米(酸性)+肉(酸性)をとっていたら疲れやすく病気になるそうです。
肉(酸性)+野菜(アルカリ性)でバランスをとらなくてはならない。

と、言われても酸性!アルカリ性!って何さ?わからないと思うでしょう。
悩んだら「まごはやさしい」を思い出してください。

買い物をする時、献立を考える時にこの「まごはやさしい」の食材を全部使ってるとバランスが取りやすいそうです。

ま まめ(豆類)
ご ごま
は わかめ(海草類)
や 野菜
さ 魚
し しいたけ(きのこ類)
い いも(芋類)

全部そろえるの難しいのは難しいかもしれないけど、豆は納豆食べればいいし、
みそ汁のみそは大豆からできてる。
そう考えると簡単。

食のバランスを考える時にあとよく聞くのが「色」
「赤・緑・白・黄・黒」

ざっくり簡単にまとめると

(肉、鮭・赤みそ・トマト、人参など)
(緑野菜など)
(ご飯、豆腐、大根・ちくわ・ねぎ)
(卵・かぼちゃ・油揚げ・レモン・みそ)
(ごま・昆布・わかめ・ごぼう・しいたけ)

正直、全ての栄養成分なんか解ったものじゃないけど、
「まごはやさしい」と「5色」をバランス良くいれたら見た目もバッチリ。

栄養士じゃないので本格的な事はわからないんだけどね。
でも気をつけるのと、気をつけないのじゃ全然違うと思う。

あと旬なものを取り入れるとか、鮮度を気にするとか…

混ぜるだけ、チンするだけ、子供泣くから黙らす為におやつを与えるとか…
食を軽く見てると後からツケがきますよ。気をつけて!

デザイナーになったきっかけ。

初めまして。
「mamu design」のmamuです。
始めてのブログなので、ここは真面目に「デザイナーになったきっかけ」を書こうと思います。

小さい頃から絵を書く事が好きでした。
その頃は「デザイナー」なんて言葉は知らず、「絵描きさん」になりたいと思っていました。
高校卒業時の進学を決める時期、親に美大かデザインの専門学校に行きたいと伝えました。ですが私の家は母子家庭でお金も無く、手に職も無く苦労した母は「保育士・調理師・美容師・看護婦」の4択から選ぶ事しか許しませんでした。
なんとなく「美容師」が芸術に近いなぁ…と思った私は美容師の道へ。

美容専門学校を出て、美容師をしていましたが、元々敏感肌で手はボロボロ。いつも指から血が出ている状態。
それでもカラーリングだけは配合が上手という事でお客さんも付き、任される事も多くなりました。

その客様の一人の若いお兄さん。デザインの専門学校に行ってました。デザインの楽しさ、そのうち就職活動、就職決まったよ!という話まで!
正直、話聞いていて羨ましくなり、何かなんともいえない衝動に突き動かされました。

そんな悶々としていたある日、月に1回来られるお客様の92、93?歳の常連のおばあちゃんがご来店。
いつもお着物を着て、品があり、付き添いのお嫁さんとご一緒。
私はいつもシャンプーとマッサージの係。

マッサージ中にいつもあまりお話されないおばあちゃんが私の顔を見て言いました。

「あなたは若いんだから、今のうちに好きな事を全部しておきなさい。
 一生に1回の人生なんだから。」

その時私には天使が舞い降りて来たように感じました!
どっかーん!と心臓にパンチくらった状態になりました!!!
うわー!見透かされてたー!とも思いました。
90代の方に言われたら、本当に説得力があり、「あぁ、私自由に生きてもいいんだー」とも思いました。

その日帰宅してからデザイン学校を調べまくり、資料を送ってもらい、母に相談しました。
もちろん母は反対しましたが、資格を取ったら辞めていいと言われ、後日丁度試験を控えてたので一発で合格し、すぐ辞めてしまいました。

当たり前ですが資金はお願いできなかったので、掛け持ちしながらバイトし、1日おきに学校に行き、学費と生活費を稼ぎ、1日2時間程度しか寝れない生活をしていました。
でも今となれば、今までの人生で一番充実し、楽しかったような気がします。

おばあちゃんの一言がなければ、私はデザインの道を歩んでなかった。
20年近く前なので、もう本当の天使になられてるかも?しれませんが、本当に感謝しています。
自分の言葉で人の人生を豊かにしたんだよ。と伝えたいです。

自分も人の人生をデザインの仕事を通じてちょっとだけでも豊かにできたらな。
そう思っています。